箱庭
三浦朱門
|
出版社
講談社 |
戦後二十年、経済的にも物資的にも豊かになった日本社会。
東京山の手を舞台に、一つの屋敷内に住む、父母、長男夫妻、次男夫妻の世代の異なる三カップルが繰り広げる悲喜劇。
主人公の長男・木俣学と、弟・修の妻・百合子の情事をきっかけに、「箱庭のようにせまく、息苦しくそのくせ形だけはととのっている」家族が、ゆっくりと、静かに崩壊してゆく姿と、その荒涼とした心の風景を描く力作長篇小説。
[詳細] http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062900898