外注される戦争―民間軍事会社の正体
菅原出
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出版社
草思社 |
世界最古の職業の一つが「傭兵」であり、それは現代において民間軍事会社(プライベート・ミリタリー・カンパニー=PMC)と呼ばれる企業に変貌した。イラクにおいても、アメリカ軍を補完する形で大規模な人員が派遣されており、いまや民間軍事会社への外注無くして戦争は遂行できないのである。
日本では、元自衛隊員の斎藤昭彦氏がイラクで武装勢力に襲撃された事件で、同氏が所属していたPMCが注目されることになった。注目の新ビジネスの実態を、企業側、そして最大の顧客である米軍関係者に取材した刺激的なノンフィクション。
【内容】
第1章 襲撃された日本人
第2章 戦場の仕事人たち
第3章 イラク戦争を支えたシステム
第4章 働く側の本音
第5章 暗躍する企業戦士たち
第6章 テロと戦う影の同盟者
第7章 対テロ・セキュリティ訓練