政策過程分析の最前線
草野厚 【編著】
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出版社
慶應義塾大学出版会 |
公共政策に求められる、「あるべき姿」「望ましいタイミング」「適切な税金の使い方」を検証する政策過程分析の実践的研究書。小泉内閣以来、大きく変化し続ける日本政治の中で行われた様々な政策を、第一人者の手法で分析。「防人の道-今日の自衛隊」の林キャスターも、安全保障分野で寄稿した1冊。
【内容】
第1章 改めて政策過程分析の有用性を説く / 草野厚
第2章 自民・公明連立政権の政策協議の制度と実態民法772条問題を事例に / 田中靖人
第3章 テレビメディアと政治公平な放送を法律で義務付ける必要はあるのか? / 小野塚征志
第4章 ネット個人献金と国会議員ホームページにみる利便性の調査と検定 / 板倉裕子
第5章 IT基本法はどう作られたか内閣官房による法案作成過程 / 古川園智樹
第6章 国際的な政策の「模倣」過程情報通信政策を例に / 土屋大洋
第7章 米国の対外援助政策国益と開発援助 / 長岡佐知
第8章 安全保障概念の再構築と自衛隊の海外派遣国際平和協力活動における政策的意義の変容を中心に / 林真佑子
第9章 日本の地球温暖化対策を巡る政策過程地球温暖化対策推進大綱を事例に / 岡山博文
第10章 エネルギー問題と国際関係論ポスト石油ピーク時代の国際秩序形成 / 山本達也