東條英機 天皇を守り通した男
福冨健一
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出版社
講談社 |
戦後六十有余年を経て、東條英機という人物の再評価が行われるようになってきた。これまで「日本のヒトラー」などと言われ一方的に非難されてきたが、その実像を正面から見据えることすら避けてきた観がある。有事法制の研究家である福冨健一氏が、東條英機という人物を通して、第二次世界大戦前後の日本を振り返る一冊。
【内容】
マッカーサーを小さく見せた男
陸軍中将の息子として
愛と奉仕の人、妻かつ子
運命を変えた二・二六事件
東條内閣の誕生
すれ違いの日米交渉
インテリジェンスの戦い
開戦か、交渉か
自衛のための戦争
パリ講和会議とライプツィヒの茶番劇
戦争犯罪人を処罰すべし
東條「三つの戦い」
自決未遂の真実
東京裁判始まる
清貧のダンディズム、清瀬一邦弁護人
東京裁判中止の危機
天皇を守るために
マッカーサーに勝利した日
光寿無量の彼岸へ